秋はとくに鼻(呼吸器)が弱る季節 【その4】
養生法をお伝えする前に、ご家族、友人、同僚で「オレ鼻が悪いんだよね」と自覚されている方はきわめて少ないと思いますが、以下の自覚症状には心当たりがある方はとても多いのではないでしょうか?
喉のヘンな感じ へばりつく痰 長引く咳 鼻汁が喉に落ちる不快感 声のかすれ 咳払いをよくする
緊張したり話していると咳き込む 夜間決まって出る咳 起床時の口渇や喉の痛み 鼻の通りが左右で違う
鎮痛剤が効きにくい頭痛や頭重 中耳炎 耳鳴り・難聴 めまい 気管支喘息 歯槽膿漏 嗅覚・味覚異常
扁桃腺が腫れやすい、など。
また口呼吸になっている方に多い特徴としては・・・
舌が腫れぼったい 舌の周りに歯型がつく 白い苔が舌にびっしり 体が重だるい 手足が太い
朝方や悪天候時に体調不良 むくみやすい(朝は顔・手、夜は足) トイレが長い 乗り物酔いしやすい
耳が詰まりやすい、など。
実は鼻の弱りの原因は・・・一言でいうと「飲み過ぎ&食べ過ぎ」。
さらに運動不足、入浴はシャワーのみという方は、まず治りません!
下記、添付資料にもあるような水毒(体内の余分な水分)症状のひとつが鼻(呼吸器)の弱りとなります。
この水毒のもととなっている生活習慣を改善する養生法をいくつかご紹介します。
①水分はがぶ飲みせず、一口ずつ唾液を混ぜながらこまめに飲む。ビールの飲み方ではなくお茶をすする飲み方で。
②夕方以降は体温より冷たい飲食や果物は控え目に。
③食事の途中で、水分や汁物をとるのは少なめに。
④早食いしがちな人は、一口ずつ箸を置いて、口の中の物がなくなってから食べる。
⑤シャワーではなく、気持ちいいと感じる湯温で20分以上の半身浴を就寝1時間前を目安に。
⑥とくにデスクワーク中心の方は、一日8,000歩目標にウォーキング+ラジオ体操など。
⑦運動する時間がなかったり、身体的に困難な方は、いつでもどこでもできる肛門締め運動がおススメ。
一旦、『水毒』の症状が出ると、なかなか改善しにくく、繰り返し起きるのが特徴です。
また、疲れやストレスが原因の症状は寝て起きると症状が楽になるケースが多いですが、水毒の場合は寝て起きるとかえって症状が悪化することも特徴です。
