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腸能力と腸“脳”力 【その5】

腸能力アップのために欠かせない「食」に関するとても大切な【水・味・夕食時間】

今回は、①水分の摂り方、②味付け、③夕食時間
のうち、②味付けについて触れてみたいと思います。

②味付け…よく塩分は控えて薄味にと、気をつけていらっしゃる方は多くいらっしゃいます。

ただし「薄味」の基準が曖昧です。
1日の塩分摂取量は厚労省では8g以下(高血圧学会では6g以下)とされていますが、これを守ろうとするとほんとに「味気ない」と感じられる方も少なくありません。
それは塩分だけを減らそうとすることが「味気ない」原因となってしまいます。
調味料の「さしすせそ」の順番どおり、まず砂糖を控えることで塩分も無理なく減らすことができます。
日本人は元来「甘辛い」味を好むので、これを味付けが濃いと言っています。
糖分と塩分を一緒に減らすだけでも、『良い加減』となりますが、さらにお酒を積極的に使うことで、食材本来の風味が際立つので、糖分、塩分を減らしても充分食事を楽しむことが出来ます。
尚、みりんはいわば「砂糖水」で、魚など照りを出すのに頻繁に使われますが、味付けが濃くなるだけでなく、タンパク質を変成させ消化不良を起こしやすくもなるので、みりんの使用は最低限にとどめ、お酒で風味を引き出す味付けを意識すると、それだけで『上品な』味付けができ、プロの料理人の腕前に近づけます(^_−)−☆

以前にも触れましたが、「うちは薄味」と言う方がいらっしゃいますが、それは比較する対象がないのであくまで主観的判断で、実際測ってみると意外と塩分濃度が高い家庭が多かったというテレビ番組もありました。
簡単に正しい味付けかどうかを知る手段は、おかずのみで最初から最後まで食事ができるかどうかを一度試してみるとよいです。
味付けが濃いと必ず食事の最中にごはんや水分やサラダが欲しくなります。

とくに口の中の食べ物を水分で流し込む食べ方は、消化不良を招きます。(詳細は次回のコラムで)
毎日の食事でも、味の薄いものから順に食べて、味噌汁など味が濃いものを後から口にするように心がけることもおススメします。

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