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腸能力と腸“脳”力 【その3】

今回は、驚きの腸の8つの働きのうち、「免疫」についてお話しします。

最近ではテレビなどでも腸内環境を取り上げた番組がたくさんあるので、ご存知の方も増えてきましたが、病気やウィルスや病原菌から体を守る免疫力ですが、その約70%以上を占めているのが腸管免疫といって腸内環境の良し悪しで、医者いらずで元氣で長生きできるのか、はたまた寝たきり、認知症、ガンなど病気に好かれる体になってしまうのかが決まります。また、栄養素に対する過剰な応答(アレルギー反応)を抑えるのも腸管免疫が大きく関わっています。

つまり『腸の弱りは全身の弱り』 『腸は健康の発信源でもあり、病気の発生源でもある』 と言えます。

一見、腸管免疫と聞くと難しく感じてしまいますが、実はとてもシンプル。腸管免疫は日中主に働いてくれていますが、(成長がホルモンがたっぷり分泌されて)その力を蓄える時間帯は、夜、腸が空っぽの状態で、かつ熟睡できている間です。

ですから、分かりやすく同じ6時間睡眠(0時に就寝→6時に起床とすると)でも、寝る直前まで飲み食いしている人と、夜8時以降は極力飲食を控えて寝ている人とでは、新陳代謝(=免疫力の充電、体の修復、細胞の入れ替り)の質に雲泥の差があります。

消化吸収には、約4時間かかるので、0時まで飲み食いしている人は、朝方4時まで消化吸収に腸が働かされるので、新陳代謝に充てられる時間はたったの2時間となります。一方後者で熟睡できていると、6時間丸々新陳代謝に充てられるので、単純に1日で新陳代謝に3倍もの差ができます。

これを何年、何十年と続けていけば、両者の差はいかほどになるのか容易に想像がつくと思います。(※人間にとってのゴールデンタイム22時~2時をフル活用できるように、早目の就寝時間を守ることもとても大切です。)

以上の違いが、年は同じでも見た目も中身も若々しく元気ハツラツな方と、そうでない方の『違い』なのです。

『腹八分目は医者いらず、腹七分目は病気知らず、腹六分目は老い知らず』

次回は常に店頭でもお伝えしている【水・味・夕食時間】を守ることについてお話しさせていただきます。

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